“そなは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
33.3%
具備16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三四郎は急に気をへて、別の世界の事を思ひ出した。——是から東京に行く。大学に這入る。有名な学者に接触する。趣味品性のそなはつた学生と交際する。図書館で研究をする。著作をやる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
今天一坊の家來也けらいなりとて正四位上中將の官位くわんゐにて山内伊賀亮と名乘は不屆なりと叱り付れば山内から/\と打笑うちわらひ越前守殿には承知なき故疑ひ有も道理もつともなり此伊賀亮の身分に正四位上中將のそなはりある次第を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
源太はゑみを含みながら、さあ十兵衞此所へ来て呉れ、関ふことは無い大胡坐おほあぐらで楽に居て呉れ、とおづ/\し居るを無理に坐にゑ、やがて膳部も具備そなはりし後
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)