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供
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ども
ふりがな文庫
“
供
(
ども
)” の例文
兼太郎は我慢をしていたが、
遂
(
つい
)
には抱えの女
供
(
ども
)
にまで厄介者
扱
(
あつかい
)
にされ出したのでとうとう一昨年の秋しょんぼりと沢の家を出た。
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
せず用向の外は立入ことなければ當時の役人
供
(
ども
)
傳吉は行屆ぬ者と思ひしより
遂
(
つひ
)
に憑司の方を贔屓になしけるが然とて傳吉に
落度
(
おちど
)
もなく別に
咎
(
とが
)
むべき筋もなければ其
儘
(
まゝ
)
になし置を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
全く
惡
(
わる
)
くないね。
間数
(
まかず
)
はと?
僕
(
ぼく
)
の
書斎
(
しよさい
)
兼
(
けん
)
用の客
間
(
ま
)
に君の
居間
(
ゐま
)
、
食堂
(
しよくだう
)
に四
疂
(
でふ
)
半ぐらゐの子
供
(
ども
)
部屋
(
べや
)
が一つ、それで
沢
(
たく
)
山だが、もう一つ
余
(
よ
)
分な
部屋
(
へや
)
が二
階
(
かい
)
にでもあれば申分なしだね。
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
やつぱりさうだ やあ 子
供
(
ども
)
が豆を買ひに来た おや、おぢさんが豆を三
粒
(
つぶ
)
こぼした
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
死にに行くという若いもの
供
(
ども
)
の身の上についてはさしずめ
如何
(
いか
)
なる処置を取ってよいのやら全く途方に暮れてしまった。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
やがて
台所
(
だいどころ
)
の
片
(
かた
)
づけ
物
(
もの
)
を
済
(
す
)
ました
奧
(
おく
)
さんは
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
に
寢
(
ね
)
かしてある子
供
(
ども
)
の
様
(
やう
)
子をちよつと
見
(
み
)
てくると、また
茶
(
ちや
)
の
間
(
ま
)
へはいつて※て、
障
(
しやう
)
子
近
(
ちか
)
くに
引
(
ひ
)
きよせた
電燈
(
でんとう
)
の下で
針仕事
(
はりしごと
)
にとりかゝつた。
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
僕もさうだ 子
供
(
ども
)
や犬や
猫
(
ねこ
)
が
科学者
(
くわがくしや
)
に
負
(
ま
)
けるなんていまいましいなあ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
こうして手前
供
(
ども
)
がお茶屋へ奉公いたしておりますのをどうやら好きこのんで
猥
(
みだ
)
らな事でもいたすように仰有いますが、まアお聞きなすって下さいまし。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
手前
供
(
ども
)
の町内などでも
名主
(
なぬし
)
や
家主
(
いえぬし
)
が今朝はもう五ツ頃から御奉行所へお伺いに出るような始末で御座います。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
同道致候
道々
(
みちみち
)
、愚僧の様子何となくいつもとは変りをり候ものと見え、何か
仔細
(
しさい
)
のある事ならむと
頻
(
しきり
)
に
問掛
(
といか
)
け、
果
(
はて
)
は得念自身問はれもせぬに、その身の事
供
(
ども
)
打明け話し候を聞くに
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その辺の寺々より
鉦
(
かね
)
や
木魚
(
もくぎょ
)
の音
頻
(
しきり
)
に聞え、街道筋とも覚しき処を、百姓
供
(
ども
)
高声に話しながら、野菜を積み候荷車を
曳
(
ひ
)
き行くさま、これにて
漸
(
ようや
)
く
二本榎
(
にほんえのき
)
より
伊皿子辺
(
いさらごへん
)
へ来かゝり候事と
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その時は愚僧もいつか年四十を越し、
檀家
(
だんか
)
中の評判も至極
宜
(
よろ
)
しく、近郷の百姓
供
(
ども
)
一同愚僧が事を名僧知識のやうに敬ひ尊び候やうに相なりをり申候。何事も知らぬが仏とは誠にこの事なるべく候。
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
供
常用漢字
小6
部首:⼈
8画
“供”を含む語句
子供
供物
御供
小供
子供心
供揃
子供衆
女子供
供給
供養
供奉
供御
供人
節供
供廻
子供等
御供養
供餅
濫僧供
供養物
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