“間数”のいろいろな読み方と例文
旧字:間數
読み方割合
まかず93.3%
けんすう6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、書面を託送すべくそこを立って、間数まかずを越えてゆくと、ふいに、陰気な夕明りのただよう奥殿にあたって異様なうめき声が洩れる……。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
間数まかずが三十ちかくもあるであろう。それも十畳二十畳という部屋が多い。おそろしく頑丈がんじょうなつくりの家ではあるが、しかし、何の趣きも無い。
苦悩の年鑑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
東へ、西へ、と置場処の間数けんすうを示した標杙くい仄白ほのしろく立って、車は一台も無かった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)