“数日間”の読み方と例文
旧字:數日間
読み方割合
すうじつかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三郎さぶろうは、また病気びょうきがなおって、これも来月らいげつのはじめから、工場こうばかえることになりました。二人ふたりは、ここ数日間すうじつかんたのしくあそぼうと緑色みどりいろつつみうえまで、てきたのでした。
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)
なつからあきにかけて、このけわしい山道やまみちあるいて、やまして、他国たこくへゆく旅人たびびとがあったからですが、もうあきもふけたので、この数日間すうじつかんというものまったくひとかげなかったのであります。
深山の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
にんは、数日間すうじつかんというもの、しまひとたちに、いろいろともてなされました。そのあいだに、つかれたからだをやすめて、勇気ゆうきをとりもどすことができたので、ふたたび、とお故郷こきょうをさしてかえることにしました。
南方物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)