“うけごたえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
応答100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ、私の話すことに応答うけごたえするばかりであった。が、そのうちふと、あまり人通りのない暗いところに来ついた時、伊藤はひょいと立ち止って
「私があの人に何を言うもんですか」お島は顔をしかめてうるさそうに応答うけごたえをしていたが、出る先へ立って、こまかい話をして聞かす気にもなれなかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
小野田は顔をしかめながら、仕事道具の饅頭まんじゅうを枕に寝そべって、気の長そうな応答うけごたえをしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
おとらのそう言っている挨拶あいさつを茶の間で茶をいれながら、お島は聞いていたが、お島のことと云うと、誰に向ってもひり出すように言いたい実母も、ただ簡単な応答うけごたえをしているだけであった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)