“だんびら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ダンビラ
語句割合
大刀80.0%
剛刀6.7%
太刀6.7%
板刀6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、此の乱心ものは、あわただしさうに、懐中をけ、たもとを探した。それでもさやへは納めないで、大刀だんびらを、ズバツとたたみ突刺つっさしたのである。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
恭々敷うや/\しく正面しやうめんとこかざ悠々いう/\としてひかへたり大膳左京の兩人はかゝこととはいかで知るべき盃の數もかさなりて早十分にゑひを發し今はよき時分じぶんなりいざ醉醒ゑひざめの仕事に掛らんと兩人は剛刀だんびら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「早く見てえというのかい」船頭はガラとづかを投げ出した。そして舟底板をめくり上げ、その下からドキドキぎすましてある板刀だんびらを取り出すと
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)