“在五”の読み方と例文
読み方割合
ざいご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弄花抄ろうかしょうに依ればヘイチュウのチュウは濁りて読むべしとある)けだし平中とは、なお在原業平ありわらなりひらのことを在五ざいご中将と呼んだ如きであろうか。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
一玄は口の中でそっと、その歌を繰り返してから、在五ざいご中将でございますな、と云った。甲斐は、さよう、業平なりひらだとうなずいた。