“業平橋:なりひらばし” の例文
“業平橋:なりひらばし”を含む作品の著者(上位)作品数
野村胡堂3
泉鏡花2
芥川竜之介2
永井荷風2
江戸川乱歩1
“業平橋:なりひらばし”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それから父は私の手をひいて、曳舟通りをぶらぶらしながら、その頃出来たばかりの業平橋なりひらばし駅の方へ連れていってくれた。
幼年時代 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
一度も?——し一度でも通ったとすれば、それは僕の小学時代に業平橋なりひらばしかどこかにあった或かなり大きい寺へ葬式に行った時だけである。
本所両国 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
一度も?——若し一度でも通つたとすれば、それは僕の小学時代に業平橋なりひらばしかどこかにあつた或可也かなり大きい寺へ葬式に行つた時だけである。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ぐとなかがうまがつて業平橋なりひらばしへ出ると
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
旦那だんな業平橋なりひらばしあたりうございますよ。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ぐとなかごうへ曲って業平橋なりひらばしへ出ると、この辺はもう春といっても汚い鱗葺こけらぶきの屋根の上にあかるく日があたっているというばかりで
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それとも左に折れて業平橋なりひらばしの方に向ったのか
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
が、或る日、私は父に連れ出されて、ひさしぶりで業平橋なりひらばしの方まで行き、そこの駅の中で、ぴかぴか光った汽車が何処どこか遠くのほうに向って出発するのをひととき見送ってから、いかにも満足した気もちになって
幼年時代 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
銭形の平次は、子分のガラッ八をれて神田からわざわざやって来ると、利助の子分を十人ばかり駆り集めて、西は大川、東は業平橋なりひらばし、南は北割下水、北は枕橋の間を、富士の巻狩りほどの騒ぎで狩り出したものです。
錢形の平次は、子分のガラツ八を伴れて神田からわざ/\やつて來ると、利助の子分を十人ばかり狩り集めて、西は大川、東は業平橋なりひらばし、南は北割下水、北は枕橋まくらばしの間を、富士の卷狩りほどの騷ぎで狩り出したものです。
すると男が「ふん、そんなら国道の業平橋なりひらばしのとこで降りたらよろしいがな」と、同じように光子さんの顔見返しながらそういい出したいうのんは、私にはよう分ってるのんですが、あの橋のところから阪急の線まで出る路がまたえらい淋しいて
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
作意でほぼその人となりも知れよう、うまれは向嶋小梅むこうじまこうめ業平橋なりひらばし辺の家持いえもちの若旦那が、心がらとて俳三昧に落魄おちぶれて、牛込山吹町の割長屋、薄暗く戸をとざし、夜なか洋燈をつけるどころか、身体からだにも油を切らしていた。
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「石川屋には金があつて、娘が滅法綺麗だから、本所中の男の切れつ端は、皆んな夢中ですよ。その中でも業平橋なりひらばしの房吉といふのが、昔の良い男の業平にあやかり度いやうな顏をして居ますが、小博奕ばくちが好きで身が持てないから、死んだ先代の權右衞門は、寄せつけないやうにして居た相で」