“鵜飼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うかい55.6%
うがい22.2%
うがひ11.1%
うか5.6%
うかひ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこにはもう他に一組の鵜飼うかいがいて、がやがやと云いながら一そうの舟をだしているところであった。四方あたりはもうすっかりと暮れていた。
赤い土の壺 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
すなわチ一策ヲ進メ京紳ノ間ニ周旋ス。事すなわチ行ハレズ。他日石河鵜飼うがいノ諸氏遊説スルヤ別勅終ニくだル。アルイハコレニもとづクカ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
安政大獄の第一回の処断は、主として水戸派、即ち、安島帯刀あじまたてはき鵜飼うがひ吉左衛門、幸吉父子がいづれも死刑を執行された。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
岐阜は鵜飼うかいで有名だが、料理して食わす段では、はなはだ心もとない。将来は生きのいいところを、鵜匠がその場で見物客に食わす考えを持つべきである。
鮎の名所 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
はたしてさけあまたえしゆゑ鵜飼うかひ謡曲うたひにうたふごとくつみむくひのちわすれはてゝ、おもしろくやゝ時をぞうつしける。