“うかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
迂回66.4%
迂廻24.3%
鵜飼9.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が大きく左かじを取って避けようとすると、同時に向うの機も薄暗い左の横腹を見せつつ大きく迂回うかいして私の真正面に向って来た。
怪夢 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
牛の牢という名は、めぐりの石壁いしかべけずりたるようにて、昇降のぼりくだりいとかたければなり。ここに来るには、よこみちを取りて、杉林すぎばやし穿うがち、迂廻うかいしてくだることなり。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
蛙でさえも水田に鳴き、ともを求める時であった。梅の実の熟する時、鵜飼うかいの鵜さえがう時、「お手討ちの夫婦なりしを衣更ころもがえ」
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)