“侶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とも79.2%
つれ8.3%
りょ4.2%
りよ4.2%
4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蛙でさえも水田に鳴き、ともを求める時であった。梅の実の熟する時、鵜飼うかいの鵜さえがう時、「お手討ちの夫婦なりしを衣更ころもがえ」
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
いはンヤ吾トなんぢ江渚こうしよノホトリニ漁樵ぎよしようシ、魚鰕ぎよかつれトシ、麋鹿びろくヲ友トシ、一葉ノ扁舟へんしゆうニ駕シ、匏樽ほうそんヲ挙ゲテ以テ相属あひしよくス、蜉蝣ふゆうヲ天地ニ寄ス、びようタル滄海そうかい一粟いちぞく、吾ガ生ノ須臾しゆゆナルヲかなし
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
先生老荘ヲ好ミ兼テ禅理ニ通ズ。教授ノ暇香ヲキテ静坐シ寝食ほとんど忘ル。玄冬和空皆方外ノりょナリ。先生射ヲ善クシ、四矢反セズトイヘドモイマダカツテまとヲ出デズ。ケダシ術ヲ原芝助ニ受ク。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
いざ思へ、大海おほうみに浮ぶピエートロの船の行方ゆくへを誤らしめざるにあたりて彼のりよたるにふさはしき人のいかなる者にてありしやを 一一八—一二〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その勅任ちょくにんの僧両官は法王の命令を受けて、三人なりあるいは二人なり、司法行政の権力をにぎって地方へ租税を取立てに行くです。地方から取立てた租税はもちろん中央政府へ納めるのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)