“彀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
33.3%
まと33.3%
やごろ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
極力噛み付いたので虎大いに驚き吼え走ってその人のがるるを得た、またいわく胡人虎を射るにただ二壮士を以て弓をき両頭より射る、虎を射るに毛に逆らえば入り毛にしたがえば入らず
先生老荘ヲ好ミ兼テ禅理ニ通ズ。教授ノ暇香ヲキテ静坐シ寝食ほとんど忘ル。玄冬和空皆方外ノりょナリ。先生射ヲ善クシ、四矢反セズトイヘドモイマダカツテまとヲ出デズ。ケダシ術ヲ原芝助ニ受ク。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
燕王はあらかじめ景隆を吾が堅城の下に致して之をつくさんことを期せしに、景隆既にやごろに入りきたりぬ、何ぞを放たざらんや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)