“吉報”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きっぽう85.7%
きつぱう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おい、吉報きっぽうだぞ、別荘のご主人から電話でね、きみたち三人をつれて、すぐにきてくれというんだ。百万円のお礼を
天空の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
しかし校長先生のほうはそんなつもりではなく、見舞みまいがてら吉報きっぽうをもってきたのであった。友人のむすめである大石先生のことも、今日きょうは名前でよんで
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
旅順りよじゆん吉報きつぱうつたはるとともに幾干いくばく猛將まうしやう勇士ゆうしあるひ士卒しそつ——あるひきずつきほねかは散々ちり/″\に、かげとゞめぬさへあるなかをつと天晴あつぱれ功名こうみやうして、たゞわづかひだり微傷かすりきずけたばかりといたとき
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
幼君えうくんすなはちしとね間近まぢかちかづけたまひて、「かね申附まをしつけたるはいかゞはからひしや」「吉報きつぱうもたらさふらふ幼君えうくんうれしげなる御氣色おけしきにて、「そはなによりなり、はやかたきかせ」「さんさふらふそれがしおほせうけたまはり、 ...
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)