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強
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つえ
ふりがな文庫
“
強
(
つえ
)” の例文
やつくれえばかに運の
強
(
つえ
)
えやつアねえぜ。
博
(
ぶつ
)
ちゃア勝つ、遊んで
褒美
(
ほうび
)
はもれえやがる、鉄砲玉ア
中
(
あた
)
りッこなし。運のいいたやつのこっだ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
おえねえ
頓痴奇
(
とんちき
)
だ、
坊主
(
ぼうず
)
ッ
返
(
けえ
)
りの
田舎漢
(
いなかもの
)
の癖に
相場
(
そうば
)
も
天賽
(
てんさい
)
も気が
強
(
つえ
)
え、あれでもやっぱり取られるつもりじゃあねえ
中
(
うち
)
が
可笑
(
おかし
)
い。ハハハ、いい
業
(
ごう
)
ざらしだ。
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
いかに
強
(
つえ
)
えお父上でも、あれじゃア形なしにちげえねえ。でも、死骸の出ねえところをみると、ヒョッとすると——どこにどうしているかなア、あのお父上は
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
口惜しくって堪らねえから、棒を持って先へ廻り、車ッ骨をやろうと思うと、
酷
(
ひど
)
い
強
(
つえ
)
え奴で、ピョイと頭の上まで飛上りやアがったが、天狗を見たような奴だ
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
から
笑止
(
をか
)
しくつて
仕
(
し
)
やうねえな、えゝか、
斯
(
か
)
う、かうやんだよ、あゝ、
俺
(
お
)
ら
本當
(
ほんたう
)
に
強
(
つえ
)
えのがんだよ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
「
強
(
つえ
)
えんだな、あにい」と三十がらみになる人足の一人が栄二に云った、「やるんならあにいみてえに思いっきりやらなくちゃあいけねえ、久しぶりに胸がすうっとしたぜ」
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それから
強
(
つえ
)
えぞ、——
獅子
(
ライオン
)
だってのっぽのジョンのそばあたりにもよれやしねえんだぜ! 己は、あの男が四人の者と取っ組み合って、
其奴
(
そいつ
)
らの頭を叩き合したのを見たことがある。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
ほんに彼の児は気が
強
(
つえ
)
え児だかんない。
農村
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
「
風邪
(
かぜ
)
引
(
ひ
)
いたなんてか、
今度
(
こんだ
)
の
風邪
(
かぜ
)
は
強
(
つえ
)
えから
起
(
お
)
きらんねえなんて、しらばつくれてな」
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
すると此の頃江戸から武者修行だと云って来ていた二人の侍が、その親船へ乗込んで海賊の親方を叩ッ切って、船へ火イ掛けやして、泥坊を
根絶
(
ねだや
)
しにしただ、何と
強
(
つえ
)
え侍じゃねえか
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「また
船長
(
せんちょ
)
になるつもりか? 手前は
押
(
おし
)
の
強
(
つえ
)
え野郎だよ、まったく。」
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
八「
風吹
(
かざふ
)
き
烏
(
がらす
)
の
貧
(
びん
)
つくで女の子に可愛がらりょうとア
押
(
おし
)
が
強
(
つえ
)
えや、この
沢庵
(
たくあん
)
野郎」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
俺
(
お
)
らやあつち
内
(
うち
)
にや
打
(
ぶ
)
ん
投
(
な
)
げつちやあだから、あゝ、
俺
(
お
)
ら
腕
(
うで
)
ばかしぢやねえ、そらつ
位
(
くれえ
)
だから
齒
(
は
)
も
強
(
つえ
)
えだよ、
俺
(
お
)
ら
麥打
(
むぎぶち
)
ん
時
(
とき
)
唐箕
(
たうみ
)
立
(
た
)
てゝちや
半夏桃
(
はんげもゝ
)
貰
(
もら
)
つたの、ひよえつと
口
(
くち
)
さ
入
(
せ
)
えたつきり
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
爺
(
とっ
)
さん喧嘩ア止めだ……こいつは止めだ、
滅法界
(
めっぽうけえ
)
に
強
(
つえ
)
え奴もあれば有るものだ、飛びながら抜きやアがッたが、刀尖が己の髷へ当って手拭ぐるみ
殺
(
そ
)
ぐというのは、
刀剣
(
きれもの
)
も
善
(
い
)
いのだろうが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それを頼んであの野郎を探し廻って、そうして
宅
(
うち
)
へ引寄せて、あなたさまはお眼が悪いし、嬢様は
軟弱
(
かよえ
)
えから又あの野郎に逃げられでもすると仕様ががんせんから、
強
(
つえ
)
え人を頼んで来て
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“強”の解説
漢姓
強(きょう)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
“強”を含む語句
強請
強情
強者
強面
強飯
強盗
強健
手強
強力
強奪
強直
勉強
強敵
強雨
気強
頑強
強張
強気
強烈
心強
...