“風吹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぜふき50.0%
かざふ25.0%
カザフキ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔のものには風をふせぐために、網で上をおおうたのがある。中で加賀蓑は名があった。『我衣』に「蓑ノ上品ハ加賀ヲ第一トス、表ヘ糸ノアミヲハリ、風吹かぜふきニ着テミノケ吹チラズ」
蓑のこと (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
八「風吹かざふがらすびんつくで女の子に可愛がらりょうとアおしつええや、この沢庵たくあん野郎」
朔風、雲に紛う日本海より、西に仰ぐ乗鞍岳、北に見下ろす風吹カザフキ諸山を越え、雪をけずって吹きあげ、吹きつけ、雲も無い碧空に、雪煙をキラキラとまき散らす。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)