“御惣領”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごそうりょう75.0%
ごそうりやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞ新五郎様と云う御惣領ごそうりょうの若様が有ったが、今居れば三十八九になったろうけれども行方知れず覚えて居て下さい、鼻の高い色の白い男子おとこだ、目の下に大きな黒痣ほくろが有ったよ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「もはやのがれるすべもござりますまい。あなた様は越前三十七門の御惣領ごそうりょう、たとえ降伏して擒人とりことなられても、信長が、お命を助けおくわけはありません。さる生き恥をさらさんよりは……」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
説明ときあかせば惣領そうりやううまるゝは格別かくべつ果報くわはうある事なれば貴賤きせんかぎらず惣領そうりやう其家そのいへ相續人さうぞくにんなりよつ自然しぜんとくそなへてうましに相違さうゐなくすで右大將頼朝公うだいしやうよりともこうにも源家げんけ御惣領ごそうりやうなりしが一たん清盛公きよもりこうため
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幼年より病身びやうしんと雖も御惣領ごそうりやうなればおし家督かとくに立給しが綱教卿も同年九月九日御年廿六さいにて逝去せいきよなり然るに次男じなん頼職卿よりなりきやう早世さうせいなるにより紀伊家はほとん世繼よつぎたえたるが如し三なん信房卿同家へ養子やうしならせられてなけれ共外に御血筋ちすぢなき故まづ左京太夫頼純よりすみの四男宗通むなみちの次男を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)