御惣領ごそうりやう)” の例文
説明ときあかせば惣領そうりやううまるゝは格別かくべつ果報くわはうある事なれば貴賤きせんかぎらず惣領そうりやう其家そのいへ相續人さうぞくにんなりよつ自然しぜんとくそなへてうましに相違さうゐなくすで右大將頼朝公うだいしやうよりともこうにも源家げんけ御惣領ごそうりやうなりしが一たん清盛公きよもりこうため
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幼年より病身びやうしんと雖も御惣領ごそうりやうなればおし家督かとくに立給しが綱教卿も同年九月九日御年廿六さいにて逝去せいきよなり然るに次男じなん頼職卿よりなりきやう早世さうせいなるにより紀伊家はほとん世繼よつぎたえたるが如し三なん信房卿同家へ養子やうしならせられてなけれ共外に御血筋ちすぢなき故まづ左京太夫頼純よりすみの四男宗通むなみちの次男を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)