“血筋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちすじ55.6%
ちすぢ44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前の嚊にこそ血筋ちすじは引け、おらには縁の何も無いが、おらあ源三が可愛くって、家へ帰るとあいつめが叔父さん叔父さんと云いやがって
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ただ人並ひとなみみすぐれて情義深なさけふかいことは、お両方ふたかた共通きょうつう美点みてんで、矢張やは御姉妹ごきょうだい血筋ちすじあらそわれないように見受みうけられます……。
われ澤に走りゆき、あしひぢとにからまりて倒れ、こゝにわが血筋ちすぢの地上につくれるうみを見ぬ。 八二—八四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
再び越前守殿主税之助にむかはれ其許そのもと先代せんだい平助の養子やうしに相成しのち平助は藤五郎藤三郎の兩人をまうけしに付平助末期に藤五郎兄弟は家の血筋ちすぢ故其許の養子となし家督かとく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)