“ごそうりょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
御惣領100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞ新五郎様と云う御惣領ごそうりょうの若様が有ったが、今居れば三十八九になったろうけれども行方知れず覚えて居て下さい、鼻の高い色の白い男子おとこだ、目の下に大きな黒痣ほくろが有ったよ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「もはやのがれるすべもござりますまい。あなた様は越前三十七門の御惣領ごそうりょう、たとえ降伏して擒人とりことなられても、信長が、お命を助けおくわけはありません。さる生き恥をさらさんよりは……」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あなたは、他家へはおいでになられないのでしょうね。御惣領ごそうりょうでは——」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)