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強
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ごう
ふりがな文庫
“
強
(
ごう
)” の例文
さすがは奥地第一の雄藩に禄を
喰
(
は
)
む若侍だけあって、どうやらこの道の相当
強
(
ごう
)
の者らしいのです。と見えたのはしかし四本目までのことでした。
旗本退屈男:07 第七話 仙台に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「そうじて泣く子と地頭にゃ勝たれんわな。水戸の烈公さんなんて、あれでなかなか
強
(
ごう
)
の
者
(
もの
)
でいらっしゃったるそうな」
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
阿仏は為相に一家を立てさせただけに、
強
(
ごう
)
の者であったが、また老年の為家をよくたすけてその道にも精しかったのである。名言をのこしている。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
はい/\さア大夫
此方
(
こちら
)
へ、
扨
(
さて
)
私は先刻此処へ休んだ者で、処が
此方
(
こなた
)
のお嬢様が
強
(
ごう
)
□に遇おうという処を
斯
(
こ
)
うやって計らずもこうお助け申すというも何ぞの縁で
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それら五、六人の者はみなお粂にも深い馴染がある日本左衛門一まきと称されるなかの
強
(
ごう
)
の者で
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
あれぞ総大将
成吉思汗
(
ジンギスカン
)
の弟、
合撒児
(
カッサル
)
でござります。武芸並ぶ者なく、ことに、強弓衆に優れ、矢面に立つもの必ず額を射抜かれると申すこと。人々彼を怖れて、
蟒
(
うわばみ
)
と
綽名
(
あだな
)
いたす
強
(
ごう
)
の者です。
若き日の成吉思汗:――市川猿之助氏のために――
(新字新仮名)
/
林不忘
、
牧逸馬
(著)
「また
手数
(
てすう
)
をかけるそうでございますね、顔ににあわない
強
(
ごう
)
つくばりですね」
蟇の血
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
但し平田は柔道三段の
強
(
ごう
)
の者で、「グヅグヅすれば打ん殴るぞ」と云ふやうな、腕ツ節を誇示する風があつたので、此方が大人しく出るのは卑怯ぢやないかとも考へられたが、———さうして事実
私
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
その時はお蔦の
機知
(
さそく
)
で、柔
能
(
よ
)
く
強
(
ごう
)
を制することを得たのだから、
例
(
いつも
)
なら、いや、女房は持つべきものだ、と
差対
(
さしむか
)
いで祝杯を挙げかねないのが、冴えない顔をしながら、湯は込んでいたか、と聞いて
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“強”の解説
漢姓
強(きょう)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
“強”を含む語句
強請
強情
強者
強面
強飯
強盗
強健
手強
強力
強奪
強直
勉強
強敵
強雨
気強
頑強
強張
強気
強烈
心強
...