“強(きょう)” の例文
直径が一メートル強(きょう)もあって、非常に重かった。そしてその上には、楕円形(だえんけい)の穴が明いていた。十五糎(センチ)に二十糎だから、円に近い。
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
独逸(ドイツ)人の強(きょう)は少しも露西亜(ロシア)人の強に優れたものはない。「アングロ・サクソン」に優れたものはない。羅甸(ラテン)を代表する仏蘭西(フランス)人は、身体(からだ)は小さいか知らぬが機敏で力が強い。
吾人の文明運動 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
そこへまた夜のあけるのをまちかねた下宿(げしゅく)のおやじが、くっ強(きょう)な若者(わかもの)を二人もつれて
もし人情なる狭(せま)き立脚地に立って、芸術の定義を下し得るとすれば、芸術は、われら教育ある士人の胸裏(きょうり)に潜(ひそ)んで、邪(じゃ)を避(さ)け正(せい)に就(つ)き、曲(きょく)を斥(しりぞ)け直(ちょく)にくみし、弱(じゃく)を扶(たす)け強(きょう)を挫(くじ)かねば
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)