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胸裏
ふりがな文庫
“胸裏”の読み方と例文
読み方
割合
きょうり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうり
(逆引き)
しかもその併立せるものが一見反対の趣味で
相容
(
あいい
)
れぬと云う事実も認め得るかも知れぬ——批評家は反対の趣味も同時に
胸裏
(
きょうり
)
に蓄える必要がある。
作物の批評
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
お気に入っても入らなくても、虚勢や
粉飾
(
ふんしょく
)
に事実を曲げて、
聖断
(
せいだん
)
を
晦
(
くら
)
くしたてまつるべきではない——と、これは河内を出るときからの彼のかたい
胸裏
(
きょうり
)
であった。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
胸裏
(
きょうり
)
の図案は三
分
(
ぶ
)
二で
崩
(
くず
)
れた。見ると、
筒袖
(
つつそで
)
を着た男が、
背
(
せ
)
へ
薪
(
まき
)
を
載
(
の
)
せて、
熊笹
(
くまざさ
)
のなかを観海寺の方へわたってくる。隣りの山からおりて来たのだろう。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
胸裏(きょうり)の例文をもっと
(6作品)
見る
“胸裏”の意味
《名詞》
胸の内。心中。
(出典:Wiktionary)
胸
常用漢字
小6
部首:⾁
10画
裏
常用漢字
小6
部首:⾐
13画
“胸”で始まる語句
胸
胸倉
胸襟
胸算用
胸毛
胸板
胸騒
胸算
胸高
胸乳
“胸裏”のふりがなが多い著者
夏目漱石
吉川英治