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強
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じ
ふりがな文庫
“
強
(
じ
)” の例文
飛鳥山
(
あすかやま
)
の茶店で
多勢
(
おおぜい
)
芸者や
落語家
(
はなしか
)
を連れた
一巻
(
いちまき
)
と落ち合って、向うがからかい半分に無理
強
(
じ
)
いした酒に、お前は恐ろしく酔ってしまって
深川女房
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
もう鴻山にも万吉にも、出世の無理
強
(
じ
)
いをすすめるようなありあわせな厚意は、かれの真実と潔癖の前にいいだされなくなった。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
絶えず束縛され——無理
強
(
じ
)
ひに
生得
(
せいとく
)
の性質の火を絶えず
弱
(
よわ
)
めさせられて、その焔が内に向ふに
任
(
まか
)
せ生命を
刻々
(
こく/\
)
に嘗め盡すとも
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
風呂にはいれ、と無理
強
(
じ
)
いすることを監視人たちが忘れたので、万事を早めることができたのだ、と心ひそかに思った。
審判
(新字新仮名)
/
フランツ・カフカ
(著)
自分から進んで参ったのではなくて、兄上や姉上に無理
強
(
じ
)
いをされて、やむを得ず参ったのではございますが。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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クリストフはますます顔をしかめた。むり
強
(
じ
)
いに返事をさせなければならなかった。しまいには、ジャン・ミシェルはじれて腹をたてて、侮辱的な言葉を発した。
ジャン・クリストフ:04 第二巻 朝
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
したがって、主人側も、献酬のような形で、歓迎される「無理
強
(
じ
)
い」をせざるを得ないことになる。
無知
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
今彼等は自分たちが上から従業員を無理
強
(
じ
)
いするだけでは足りないということ、又工場の往き帰りを警察の背広で見張りさせることだけでも足りないということを知って
党生活者
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
自分の料理を他人に無理
強
(
じ
)
いしてはなりません。相手をよく考慮して、あたかも医者が患者を診断して投薬するごとく、料理も相手に適するものでなくてはなりません。そこに苦心が
要
(
い
)
るのです。
日本料理の基礎観念
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
幼少の頃の苦い記憶があって、癖の悪い酒のみや、無理
強
(
じ
)
いされる大杯を見ると、その酒に身持のわるい養父の
筑阿弥
(
ちくあみ
)
の顔が映って見えてくるのであった。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし彼の勝利は、自由に承認されたというよりもむしろ、無理
強
(
じ
)
いに課せられたものであった。
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
ふンと笑っただけで、わる
強
(
じ
)
いもせぬ大蔵が、
権三
(
ごんざ
)
には変に小気味がわるい。こんな筈はないのである。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こういうふうに苦しめられるのも、毎日むり
強
(
じ
)
いに
象牙
(
ぞうげ
)
の片を動かさせられるのも、賢い動物として見世物にされるためであったのか! 彼はもう親しい河を訪れに行くだけの
隙
(
すき
)
ももたなかった。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
“強”の解説
漢姓
強(きょう)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
“強”を含む語句
強請
強情
強者
強面
強飯
強盗
強健
手強
強力
強奪
強直
勉強
強敵
強雨
気強
頑強
強張
強気
強烈
心強
...