“筑阿弥”の読み方と例文
読み方割合
ちくあみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「麦飯に山の薯を、汁かけ飯にしてたべる。あれが好きでの……余りたべて連れあいの筑阿弥ちくあみどのにごくつぶしよと、いたく怒られたことがある」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
筑阿弥ちくあみどの、きょう御家内が見えて、こちらの息子どのを、寺へお小僧に出したいとの頼みじゃが、御同意かの」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幼少の頃の苦い記憶があって、癖の悪い酒のみや、無理いされる大杯を見ると、その酒に身持のわるい養父の筑阿弥ちくあみの顔が映って見えてくるのであった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)