“筑前守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちくぜんのかみ87.5%
チクゼンノカミ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左衛門の乳母は今は筑前守ちくぜんのかみと結婚していて、九州へ行ってしまったので、父である兵部大輔の家を実家として女官を勤めているのである。
源氏物語:06 末摘花 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「やがてこの筑前守ちくぜんのかみ伊勢いせ滝川たきがわ攻めじゃ、この用意のなか、死んだ勝頼をさがしているひまな郎党ろうどうはもたぬ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
筑前守チクゼンノカミ孝高ヨシタカニ会ヒ給ヒ、其手ヲ取リテ、顔ニ当テ、マヅ今生ノ対面コソ悦シケレ。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)