“杢阿弥”の読み方と例文
旧字:杢阿彌
読み方割合
もくあみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつでも「一合位は」からだんだん枡数ますかずがふえて、半月とたたない中に、いつの間にかまた元の杢阿弥もくあみになってしまう。
ひょっとこ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
七万両みんなか、元の杢阿弥もくあみかだ。七人のうちには太い奴も居るだろうが、七万両皆んなさらってやろうと、爪を磨いで居るのはこの俺ばかりじゃあるめえ
大江戸黄金狂 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
僕なんざ、相も変らぬ元の杢阿弥もくあみだよ。いや、ひょっとすると、かえって悪くなってるかもしれん。