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『無知』
ふりがな文庫
『
無知
(
むち
)
』
人間の幸福をはばむ最大のものの一つに、無知がある。ギリシャの哲学では、その点を強調して、知らないで犯した罪の方が、知って犯した罪よりも重いとした。罪の悪と、知らないことの悪と、二重の罪を犯したことになるからである。 こういう考え方は、一見、 …
著者
中谷宇吉郎
初出
「現代教養講座第二巻 幸福と自由」角川書店、1957(昭和32)年1月10日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
強
(
じ
)
文
(
あや
)
己
(
おのれ
)
他人
(
ひと
)
切羽
(
せっぱ
)
所以
(
ゆえん
)
残滓
(
ざんし
)
瑣細
(
ささい
)
盃洗
(
はいせん
)
識閾
(
しきいき
)