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強
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あながち
ふりがな文庫
“
強
(
あながち
)” の例文
「
他人
(
あだしひと
)
のいうことをまことしくおぼして、
強
(
あながち
)
に遠ざけ給わんには、恨み
報
(
むく
)
いん、
紀路
(
きじ
)
の山々さばかり高くとも、君が血をもて峰より谷に
灌
(
そそ
)
ぎくださん」
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「
汝
(
みまし
)
の鉤は、魚釣りしに一つの魚だに得ずて、遂に海に失ひつ」とまをしたまへども、その兄
強
(
あながち
)
に乞ひ
徴
(
はた
)
りき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
さりとて彼は
未
(
いま
)
だ
曾
(
かつ
)
てその友を利用せし事などあらざれば、こたびも
強
(
あながち
)
に有福なる華族を利用せんとにはあらで、友として美き人なれば、かく
勉
(
つと
)
めて
交
(
まじはり
)
は求むるならん。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ここより遠からねば、此の
小休
(
をやみ
)
に出で侍らんといふを、
五六
強
(
あながち
)
に此の
傘
(
かさ
)
もていき給へ。
五七
何
(
いつ
)
の
便
(
たより
)
にも求めなん。雨は
五八
更に
休
(
や
)
みたりともなきを。さて御住ひはいづ
方
(
べ
)
ぞ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
御住居見おきて侍れば、又こそ詣で
来
(
こ
)
んといふを、真女子
強
(
あながち
)
にとどめて、
七五
まろや、
七六
努
(
ゆめ
)
出し奉るなといへば、丫鬟立ちふたがりて、おほがさ
強
(
し
)
ひて恵ませ給ふならずや。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
はやく日をえらみて
三五
聘礼
(
しるし
)
を
納
(
い
)
れ給へと、
強
(
あながち
)
にすすむれば、
盟約
(
ちかひ
)
すでになりて、井沢にかへりごとす。
即
(
やが
)
て
聘礼
(
しるし
)
を厚くととのへて送り
納
(
い
)
れ、
三六
よき日をとりて
婚儀
(
ことぶき
)
を
三七
もよほしけり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“強”の解説
漢姓
強(きょう)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
“強”を含む語句
強請
強情
強者
強面
強飯
強盗
強健
手強
強力
強奪
強直
勉強
強敵
強雨
気強
頑強
強張
強気
強烈
心強
...