何所どちら)” の例文
あゝ好いところで御眼にかゝりましたが何所どちらへか御出掛けでござりまするか、と忙し気に老婆ばゞが問ふに源太軽く会釈して、まあ能いは、遠慮せずと此方へ這入りやれ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
下女「はい、いらっしゃいまし、何所どちらから」