“伊勢參宮”の読み方と例文
新字:伊勢参宮
読み方割合
いせまゐり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
付て海へしづめ其身は用意の伊勢參宮いせまゐり姿すがたに改め彼二しな莚包むしろづゝみとして背負せお柄杓ひしやくを持て其場を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
寶澤は盜賊たうぞく殺害せつがいされしていこしらへ事十分調とゝのひぬと身は伊勢參宮いせまゐり姿なりやつし一先九州へ下り何所いづかたにても足を止め幼顏をさながほうしなひて後に名乘なのり出んものと心は早くも定めたりまづ大坂へいで夫より便船びんせん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
くみて與へたり寶澤は押戴おしいたゞ懷中くわいちうより何やらん取出してのむ眞似まねせり此時以前のをとこ寶澤に向ひ尋けるは其方は年もゆかぬに伊勢參宮いせまゐりと見受たり奇特きどくの事なりいづれの國のうまれなるやと問ふ思慮しりよふかき寶澤は紀州と名乘ば後々のち/\さはりなるべしと早くも心付わざいつはりて私しは信州のうまれにて候と云亭主ていしゆ此を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)