何所いづく)” の例文
何所いづくより何の用事で見えられた、と衣服みなりの粗末なるにはや侮り軽しめた言葉遣ひ、十兵衞さらに気にもとめず、野生わたくしは大工の十兵衞と申すもの
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
人と人との間、邦と邦との間に猜疑さいぎ騙瞞へんまん若し今日こんにちの如くにして終るとせば、宗教の目的何所いづくにかあらむ。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
吸付すひつけ差出しながらモシ重さん此程このほど不※ふとした御縁で御心安く成ましたところ明日はわたくしも宿やどもどりますが御前さんは是から何邊いづれへ御こしなされますと云ば重四郎笑ひながらされ何所いづくの誰や我を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)