“旧阿蒙”の読み方と例文
読み方割合
きゅうあもう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
進歩性の霊魂は、決して呉下ごか旧阿蒙きゅうあもうではない。かの頑冥不霊がんめいふれいな霊魂のみがいつまでも現世的迷妄の奴隷として残るのである。
ファラデーは再び王立協会に帰って、以前と同じ仕事をやりだしたが、ファラデーその人はというと旧阿蒙きゅうあもうではなかった。
今日に至るまでこれを思考することができなかったとすれば、おそらくは死に至るまで、わたくしは依然として呉下ごか旧阿蒙きゅうあもうたるに過ぎぬであろう。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)