“呉下”の読み方と例文
読み方割合
ごか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
進歩性の霊魂は、決して呉下ごか旧阿蒙きゅうあもうではない。かの頑冥不霊がんめいふれいな霊魂のみがいつまでも現世的迷妄の奴隷として残るのである。
今日に至るまでこれを思考することができなかったとすれば、おそらくは死に至るまで、わたくしは依然として呉下ごか旧阿蒙きゅうあもうたるに過ぎぬであろう。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
流沙河りゅうさがの水を出てから、いったいどれほど進歩したか? 依然たる呉下ごか旧阿蒙きゅうあもうではないのか。この旅行における俺の役割にしたって、そうだ。