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蒙
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かう
ふりがな文庫
“
蒙
(
かう
)” の例文
「さア、
何卒
(
どうぞ
)
是れへ」とお加女が座をいざりて上座を譲らんとするを「ヤ、床の置物は
御免
(
ごめん
)
蒙
(
かう
)
むらう」と、客は
却
(
かへつ
)
て梅子の座側に近づかんとす
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
友達いやしがりて
万年町
(
まんねんてう
)
の呼名今に残れども、三五郎といへば
滑稽者
(
おどけもの
)
と承知して憎くむ者の無きも一徳なりし、田中屋は我が命の綱、親子が
蒙
(
かう
)
むる御恩すくなからず
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
蒙
(
かう
)
ふりける又
野尻宿
(
のじりじゆく
)
の與惣次の實家は
縁類
(
えんるゐ
)
の者を以て養子となし其の身は傳吉方へ引取れ一生
安樂
(
あんらく
)
に
過
(
すご
)
しお專も其後子供幾多
設
(
まう
)
けければ傳吉が
取計
(
とりはから
)
ひにて實家森田やの
家名
(
かめい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
見ることを得る外部は、見ることを得ざる内部を語り難し。盲目なる世眼を盲目なる儘に
睨
(
にら
)
ましめて、
真贄
(
しんし
)
なる霊剣を
空際
(
くうさい
)
に撃つ
雄士
(
ますらを
)
は、人間が感謝を払はずして恩沢を
蒙
(
かう
)
むる神の如し。
人生に相渉るとは何の謂ぞ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
友達
(
ともだち
)
いやしがりて
萬年町
(
まんねんちやう
)
の
呼名
(
よびな
)
今
(
いま
)
に
殘
(
のこ
)
れども、三五
郎
(
らう
)
といへば
滑稽者
(
おどけもの
)
と
承知
(
しやうち
)
して
憎
(
に
)
くむ
者
(
もの
)
の
無
(
なき
)
きも一
徳
(
とく
)
なりし、
田中屋
(
たなかや
)
は
我
(
わ
)
が
命
(
いのち
)
の
綱
(
つな
)
、
親子
(
おやこ
)
が
蒙
(
かう
)
むる
御恩
(
ごおん
)
すくなからず
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“蒙”の意味
《名詞》
(モウ)道理を知らないこと。無知なこと。
(出典:Wiktionary)
蒙
漢検準1級
部首:⾋
13画
“蒙”を含む語句
蒙古
蒙求
御免蒙
蒙塵
童蒙
蒙古刀
蒙古人種
蒙古王
戯場訓蒙図彙
蒙昧
啓蒙
旧阿蒙
愚蒙
呂蒙
蒙古犬
啓蒙的
蒙々
免蒙
本草綱目啓蒙
蒙古襲来
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