“田中屋”の読み方と例文
読み方割合
たなかや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
友達(ともだち)いやしがりて萬年町(まんねんちやう)の呼名(よびな)今(いま)に殘(のこ)れども、三五郎(らう)といへば滑稽者(おどけもの)と承知(しやうち)して憎(に)くむ者(もの)の無(なき)きも一徳(とく)なりし、田中屋(たなかや)は我(わ)が命(いのち)の綱(つな)、親子(おやこ)が蒙(かう)むる御恩(ごおん)すくなからず
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
昔(むか)しの通(とほ)りでなくとも田中屋(たなかや)の看板(かんばん)をかけると樂(たの)しみにして居(ゐ)るよ、他處(よそ)の人(ひと)は祖母(おばあ)さんを吝(けち)だと言(い)ふけれど、己(お)れの爲(ため)に儉約(つましく)して呉(く)れるのだから氣(き)の毒(どく)でならない
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
馬鹿(ばか)さわぎもせねば串談(じやうだん)も三ちやんの樣(やう)では無(な)けれど、人好(ひとず)きのするは金持(かねもち)の息子(むすこ)さんに珍(めづ)らしい愛敬(あいけう)、何(なん)と御覽(ごらん)じたか田中屋(たなかや)の後家(ごけ)さまがいやらしさを、あれで年(とし)は六十四
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)