“人好”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとよ55.6%
ひとず22.2%
ひとずき18.5%
ひとよし3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時としては、わたしのやることを面白がって見ているばかりでなく、鷓鴣がどっちへ行ったかを教えてくれるお人好ひとよしの百姓である。
「ああ、よくできた。人好ひとずきのするかおだな。」と、いつしか、そばにきてっていた番頭ばんとうが、感心かんしんしていったのであります。
生きている看板 (新字新仮名) / 小川未明(著)
何處か恁うナポレオンの肖像畫に肖通つた所のある顏立で、愛相一つ云はぬけれど、口元に絶やさぬ微笑に誰でも人好ひとずきがする。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
現代の新婦人連は大方これに答えて、「そんなお人好ひとよしな態度を取っていたなら増々ますます権利を蹂躙じゅうりんされて、遂には浮瀬うかむせがなくなる。」
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)