“ひとず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人好75.0%
人摺12.5%
人擦12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて電車通でんしやどほりいへけんかりると、をとこ国元くにもとから一よめつたことのある出戻でもどりのいもうとに、人好ひとずきのよくないむづかしい母親はゝおやとがたゝめ
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
竜吉の死んだのを発見した時の驚き、それも八五郎が報告してくれたほかにはなんにもなく、丁稚でっちの定吉は賢こい子だが、人摺ひとずれがして少し悪賢こくはないか——などと言い添えます。
塀の外へ足踏みしなかったため、片意地ではあっても、一面には人擦ひとずれていない美点があるのかもしれなかった。
遺産 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)