“出戻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でもど87.5%
でもどり12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出戻でもどり乍ら二十四五の良い年増盛りを、なり振り構はず、子分達を引き廻して、父親の利助の十手を守り通して居る姿だつたのです。
「一箇月前にね。出戻でもどりというのは、どうも具合が悪くって。夕方になるとここに来て、ぶらぶらと時間をつぶしてるの。案内して上げましょうか」
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
しゅうとめが一人、小姑こじゅうとが、出戻でもどりと二人、女です——夫につかうる道も、第一、家風だ、と言って、水も私が、郊外の住居すまいですから、釣瓶つるべからまされます。野菜も切ります。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)