“万年町”のいろいろな読み方と例文
旧字:萬年町
読み方割合
まんねんてう50.0%
まんねんちょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
友達いやしがりて万年町まんねんてうの呼名今に残れども、三五郎といへば滑稽者おどけものと承知して憎くむ者の無きも一徳なりし、田中屋は我が命の綱、親子がかうむる御恩すくなからず
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
打水よきほどに済みし表町の通りを見渡せば、来るは来るは、万年町まんねんてう山伏町やまぶしてう新谷町しんたにまちあたりをねぐらにして、一能一術これも芸人の名はのがれぬ、よかよかあめや軽業師、人形つかひ大神楽だいかぐら
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
神田まではるばる帰る気がなくなって深川万年町まんねんちょうの松平陸奥守むつのかみの中間部屋へころがりこみ、その翌朝。
顎十郎捕物帳:24 蠑螈 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)