“万年姥”の読み方と例文
読み方割合
まんねんうば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村一同昏迷こんめいし、惑乱するや、万年姥まんねんうば諸眷属しょけんぞくとともに立ちかかって、一人も余さずことごとほふり殺す。——
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ところで、姫様ひいさまのお乳母どの、湯尾峠ゆのおとうげ万年姥まんねんうばが、それがしへ内意==降らぬ雨なら降るまでは降らぬ、向後汚いものなど撒散まきちらすにおいてはその分に置かぬ==と里へ出て触れい、とある。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
右に、湯尾峠の万年姥まんねんうば。針のごとき白髪しらが朽葉色くちばいろ帷子かたびら赤前垂あかまえだれ
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)