“愚蒙”の読み方と例文
読み方割合
ぐもう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてかかるどん底への沈淪ちんりんにおいて、最後の深みに陥ってる彼らは最後の変容を受けていた。愚蒙ぐもうに変じた無知は絶望に変じた知力と同等だった。
世人の長い不理解と彼らのいやすべからざる愚蒙ぐもうさとを経験することによって、心の晴穏を真の芸術家は得るものであるが、クリストフにはそれが欠けていた。
今にいたつて考へて見れば、我ながら余りの愚蒙ぐもう軽忽けいこつとにあきれるばかりです、私は初め山木君——貴嬢あなたの父上の御承諾を得ました時、既に貴嬢の御承諾を得たるが如く心得、歓喜の余り
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)