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蒙
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かぶ
ふりがな文庫
“
蒙
(
かぶ
)” の例文
それから厚い
毛布
(
けっと
)
かフランネルを二枚に
畳
(
たた
)
んでも三枚に畳んでもようございますから今の桶の上へ
悉皆
(
すっかり
)
蒙
(
かぶ
)
せて氷の速く
融
(
と
)
けないようにします。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
この謀ずっと古くよりあった
証
(
しるし
)
は『左伝』に
城濮
(
じょうぼく
)
の戦に晋の
胥臣
(
しょしん
)
虎皮を馬に
蒙
(
かぶ
)
せて敵の軍馬を驚かし大勝したとある。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
親椀で酒を
蒙
(
かぶ
)
つて居るものもあれば、茶碗でぐび/\遺つて居る者もある。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
それをパイの皮のペースで
蒙
(
かぶ
)
せて普通のパイのように焼きます。これにはシチューやボイルドにした物でも構いません。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
孔子もそれと互角な
不男
(
ぶおとこ
)
だったらしく、『
荀子
(
じゅんし
)
』に〈
仲尼
(
ちゅうじ
)
の状面
倛
(
き
)
を
蒙
(
かぶ
)
るがごとし〉、倛は悪魔払いに蒙る仮面というのが古来の解釈だが、旧知の一英人が
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
猟天狗「オット少しお待ち下さい、そう
無闇
(
むやみ
)
に知らない名前を並べられては覚える事も出来ません。まずパイというのはパイの皮を
蒙
(
かぶ
)
せて焼いたのですか」
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
季冬に
臘
(
ろう
)
に先だつ一日大いに
儺
(
おにやらい
)
す、これを逐疫という、云々、方相氏は黄金の四目あり、熊皮を
蒙
(
かぶ
)
り、玄裳朱衣して
戈
(
ほこ
)
を執り
盾
(
たて
)
を揚ぐ、十二獣は毛角を
衣
(
き
)
るあり、中黄門これを行う
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
我々の食べるお米は稲の実の
胚乳
(
はいにゅう
)
即ち乳のような食物です。と申したばかりではちょいとお解りになりますまいがお米粒は草の実が
籾
(
もみ
)
という皮を
蒙
(
かぶ
)
っております。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
寒帯にも
棲
(
す
)
み熱帯にも棲むという動物は必ず皮膚の下に脂肪を蓄えてちょうど脂肪の皮を
蒙
(
かぶ
)
っているようです。
鯨
(
くじら
)
もあの通りな脂肪ですし、豚もやっぱり脂肪沢山です。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
日本婦人は折角磨いた
身体
(
からだ
)
を垢と油で黒光りになった夜具蒲団へこすりつけるから一晩で垢が付く。西洋婦人は髪の代りに帽子を
蒙
(
かぶ
)
るから帽子へ金をかけると万事こう違う。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
“蒙”の意味
《名詞》
(モウ)道理を知らないこと。無知なこと。
(出典:Wiktionary)
蒙
漢検準1級
部首:⾋
13画
“蒙”を含む語句
蒙古
蒙求
御免蒙
蒙塵
童蒙
蒙古刀
蒙古人種
蒙古王
戯場訓蒙図彙
蒙昧
啓蒙
旧阿蒙
愚蒙
呂蒙
蒙古犬
啓蒙的
蒙々
免蒙
本草綱目啓蒙
蒙古襲来
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