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造次
ふりがな文庫
“造次”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぞうじ
60.0%
ざうじ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぞうじ
(逆引き)
造次
(
ぞうじ
)
の間八田巡査は、木像のごとく突っ立ちぬ。さらに冷然として一定の足並みをもて粛々と歩み出だせり。ああ、恋は命なり。
夜行巡査
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
父母たるものは、その
児
(
こ
)
の
幼穉
(
ようち
)
にして感得の力もっとも
盛
(
さかん
)
なるときにあたり、これを
訓
(
おし
)
ゆる、
造次
(
ぞうじ
)
も必ずここにおいてし、
顛沛
(
てんぱい
)
も必ずここにおいてするを
得
(
う
)
。
教育談
(新字新仮名)
/
箕作秋坪
(著)
造次(ぞうじ)の例文をもっと
(3作品)
見る
ざうじ
(逆引き)
将門
謹
(
つゝし
)
み
言
(
まを
)
す。
貴誨
(
きくわい
)
を
蒙
(
かうむ
)
らずして、星霜多く改まる、渇望の至り、
造次
(
ざうじ
)
に
何
(
いか
)
でか
言
(
まを
)
さん。伏して高察を賜はらば、恩幸なり恩幸なり。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
閣下の
貴誨
(
きくわい
)
を
蒙
(
かうむ
)
るなく、星霜多く改まる。常に渇望の至り、
造次
(
ざうじ
)
も忘れず、伏して、高察を給へ。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
造次(ざうじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“造次”の意味
《名詞》
僅かな時間。多忙なさま。
(出典:Wiktionary)
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
次
常用漢字
小3
部首:⽋
6画
“造次”で始まる語句
造次顛沛
検索の候補
造次顛沛
“造次”のふりがなが多い著者
箕作秋坪
内田魯庵
幸田露伴
吉川英治
泉鏡花