“じんぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神祇53.3%
仁義33.3%
神器10.0%
時宜3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神祇じんぎの歌といえば千代の八千代のと定文句きまりもんくを並ぶるが常なるにこの歌はすっぱりと言いはなしたるなかなかに神の御心にかなうべく覚え候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
博徒等集まり、投げつけられたる生涯の機因チヤンスの上で、虚數の情熱を賭け合つてゐる。みな兇暴のつらだましひ仁義じんぎを構へ、虎のやうな空洞に居る。
宿命 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
御旗楯無の宝物は、武田家の三種の神器じんぎだ。これを失っては、甲斐源氏かいげんじ家系かけいはなんの権威けんいもなくなってしまう。伊那丸いなまるをはじめ他の六人まで、ひとしくここに、色をうしなったも当然である。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何の義理時宜じんぎに、お煩いなさっていものでござります。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)