“じんき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人気63.0%
人氣11.1%
神亀7.4%
陣気7.4%
塵気3.7%
神器3.7%
腎気3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人いまだ生まれざれば、元気のうちにあり。すでに死するや、また元気に帰る。元気は荒忽こうこつとして、人気じんきはそのうちにあり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
打振うちふり否々いや/\に非ず夫等それら火光くわくわう人氣にんき和融くわゆうなれば自然しぜんとそらへ丸くうつるべきに今彼光は棒の如くとがりて映れり彼人氣じんき勇烈ゆうれつを含むの氣にて火氣と云ひ旁々かた/″\我々を召捕んとて出口々々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聖武しょうむ天皇、神亀じんき元年冬十月紀伊国に行幸せられた時、従駕の山部赤人の歌った長歌の反歌である。「沖つ島」は沖にある島の意で、此処は玉津島たまつしまのことである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
(森武蔵の陣気じんきこそただならない……)
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
詠歌のごときはもとよりその専攻せしところに非ざるべきも、胸中の不平は他に漏らすのかたなく、凝りて三十一字となりて現れしものなるべく、その歌が塵気じんきを脱して世にびざるはこれがためなり。
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
殊に恋愛を歌つたものを見れば、其角さへ木強漢ぼくきやうかんに見えぬことはない。いはんや後代の才人などは空也くうやの痩せか、乾鮭からざけか、或は腎気じんきを失つた若隠居かと疑はれる位である。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)