人氣じんき)” の例文
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けてもいのさ、れは仕方しかたいとあきめるから、おまへなにないでいからたゞ横町よこてうくみだといふで、威張ゐばつてさへれると豪氣がうぎ人氣じんきがつくからね
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
打振うちふり否々いや/\に非ず夫等それら火光くわくわう人氣にんき和融くわゆうなれば自然しぜんとそらへ丸くうつるべきに今彼光は棒の如くとがりて映れり彼人氣じんき勇烈ゆうれつを含むの氣にて火氣と云ひ旁々かた/″\我々を召捕んとて出口々々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
威張つてさへ呉れると豪氣に人氣じんきがつくからね、己れは此樣な無學漢わからずやだのにお前はものが出來るからね、向ふの奴が漢語か何かで冷語ひやかしでも言つたら、此方も漢語で仕かへしておくれ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
御許おゆるくだされなば有難しと餘儀よぎなげに頼むに夫はよき思付おもひつきなり明日より左樣さやういたし心任こゝろまかせに父の在所ありかを尋ぬべしとて翌日より餠を背負せおはせて出せしに元より發明はつめいうまれなれば屋敷方やしきがたへ到りても人氣じんき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)