“玉津島”の読み方と例文
読み方割合
たまつしま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玉津島たまつしま磯の浦回うらみ真砂まさごにもにほひて行かな妹が触りけむ」(同・一七九九)というので、いずれも哀深いものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かくて、当日吉祥寺裏のお鷹べやから伴っていったはやぶさは、姫垣ひめがき蓬莱ほうらい玉津島たまつしまなど名代の名鳥がつごう十二羽。
聖武しょうむ天皇、神亀じんき元年冬十月紀伊国に行幸せられた時、従駕の山部赤人の歌った長歌の反歌である。「沖つ島」は沖にある島の意で、此処は玉津島たまつしまのことである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)