“浦回”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うらみ50.0%
うらわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玉津島たまつしま磯の浦回うらみ真砂まさごにもにほひて行かな妹が触りけむ」(同・一七九九)というので、いずれも哀深いものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
... 集中、松浦船まつらぶね伊豆手船いづてぶね足柄小船あしがらをぶねなどいふあるも、みなこの類とすべし」とあり、「浦回うらみ榜ぐ熊野舟つきめづらしく懸けて思はぬ月も日もなし」(巻十二・三一七二)の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一六一此の浦回うらわの波に身を投げしことを、世の哀れなるためしとて、いにしへの人は歌にもよみ給ひてかたり伝へしを、翁がをさなかりしときに、母のおもしろくかたり給ふをさへ