陣気じんき)” の例文
夜色やしょくをこめた草原のはてを鞍上あんじょうから見ると——はるかに白々しらじらとみえる都田川みやこだがわのほとり、そこに、なんであろうか、一みゃく殺気さっき、形なくうごく陣気じんきが民部に感じられた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(森武蔵の陣気じんきこそただならない……)
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)