“ひとげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人気75.0%
人氣25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで老母を初め細君娘、お徳までの着変きかえやら何かに一しきりさわがしかったのが、出てったあとは一時にしんとなって家内やうち人気ひとげが絶たようになった。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
やつとその道の尽きるところまで来た。其処そこは自分達の今乗つて来たのとはちがふ別の汽車みちの踏切である。そして一層人気ひとげのない寂しい道へ自分達は出た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
かさねて十日とうか半月はんつきさては廿日はつかにつらき卯月うづきすぎたり五月雨さみだれごろのしめりがちのき忍艸しのぶたぐひのきてはかねどいけのあやめのながきおもひにかきらされてそでにもみづかさのさりやすらん此處こゝ別莊べつそう人氣ひとげくなくりの八重やへ
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)